予定調和



胡麻団子を作る。


纏まっている餡子を10当分。

上手く丸められずに8個になった。


まぁいいかと、白玉粉を捏ねる。


まとめた白玉粉を8当分。

丸めた白玉粉、数えると10個になっていた。


それならと、餡子を10個に調整した。


餡子を白玉粉で包み込む。




餡子は残り2個。

白玉粉は残り1個。



まぁいいかと、餡子を1個にまとめ残り1個の白玉粉で包み込む。


満遍なく胡麻をまぶす。


まぶし終えた胡麻団子を数えながら、お皿に並べる。




胡麻団子は10個あった。



揚げる前に胡麻団子を冷蔵庫で冷やしていた。

その間に読んだ本に閏年の事が書かれていた。

その中に、

「さまざまなズレを越えながら、私たちは、生きてきたのかもしれません

ズレを直すため今日は一ヶ月前の暦です、と唐突にいわれても

ヤジを飛ばさず、一ヶ月得したねと大らかに笑っていられるような人間でいたいです」と。



いつも、いつまでも笑っていたい。




ちょっと苦い胡麻団子を食べながら、そんな事を思った。


© 2023 by mika Noguchi

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