逆算しない生活


出掛ける予定がない。

眠たくなったら寝る。

目が覚めたら起きて、お腹が空いたら準備して食べたいものを食べる。

やりたい事をやりたい時にやる。


不規則な生活の先に待っていたのは、不思議と規則的な生活だった。

慌てることもなく焦ることもなく、ただ坦々と過ごす。贅沢な日々。

10年くらい仕舞いっぱなしだった無水鍋を出してきた。今は、実家暮らしだから台所は母のシマだと思ってる。控え目に使うようにはしてた。でも今は断然、私の方が台所に立つ時間が長くなってきたので最近は遠慮なく好きに使ってる。

久しぶりの無水鍋は、コレだよコレ!と言った具合の理にかなった使い良さ。この無水鍋の存在で私は料理の楽しさを久しぶりに感じた。素晴らしい無水鍋。

私は料理は得意ではない。

時間がある今だからこそ、素材を見て、ゆっくり皮を剥いたり、茹でたり…。

道具を使って何かを作り出すという行為が好きなのかもしれない。

料理が楽しいと久しぶりに思えた。

今朝8時30分にお昼ご飯用の味噌汁とおにぎりを用意した。

なんとも言えない充足感があった。

時間に余裕がある。

なので、精神的にも余裕がある。

このご時世、考える事はあるけど。

こういう時間が必要だったんだと、つくづく思う。

お気に入りだった万能だった蕎麦猪口を落として割ってしまった。

形あるものはいつか壊れる。儚い幻想。

無水鍋で茹でて丁寧に皮を剥いただけの、そら豆。

とても美味しかった。

進化しながらもリバイバル


© 2023 by mika Noguchi

Proudly created with Wix.com