時々、カンペ的に一つのワードが目の前にどんどん現れる現象がある。
自分では、気がつけない、何か奥深くからくるお知らせだと思って、この現象が続くようなら、その言葉を調べることにしている。
今年は、「ピエール瀧」「フォッサマグナ」「月」「白楽天」「松尾芭蕉」
「ピエール瀧」現象の後、あの一件で、一体なんなんだよ!っとこのカンペ現象に一人突っ込んだ。
このカンペ現象。その言葉から私は何を得ればいいのか自分で納得するまで調べ続けると、腑に落ちる事があって、なるほど。となる。結構、捻ってくる。
それで、今回は「松尾芭蕉」
行くところに松尾芭蕉。バイト先、TV、ネットからも。
今は、それどころではないと、知らんぷりしてたけど、それでも続くので、一冊本を購入してみた。まぁ、難しい。読むというより、眺めて終わり。ずっとバックの中だった。
私は、写真の学校に行ってないので、先生もテキストもない。
私にとって写真集が一番のテキスト。
今回の展示のベースを作るきっかけになった写真集 成合明彦さんの「遥かなる河」
この先、どう進めようか?と悩んでいたので、いつもと変わりなくパラパラして唸り、そういえばと思い、最後にステートメントを読んだら
「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」松尾芭蕉
の文字が!!
今までで、一番みた写真集なのに、今まで、なんで気がつかなかったんだろう?と、
ちょっと、そこもびっくりしつつ。なんだよ、そういう事だったのかよー!っと
解決方法の糸口を見つけ、カンペ現象に大変驚いた夕方でした。
こういう瞬間があるから、この現象は面白い。
再び、写真集をじっくり見て、その言葉を思い返す。
写真と言葉についてしばらく考えた。
それをふまえて、じゃ、自分はどうするか?どうしたいか?
ラストスパート。
